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- 飼い主が行方をくらませてしまったので、チビチビはひとりで動物病院にやってきました。近所だと思っていたけど、ハムにとっては、けっこうな距離です。なかなかいい運動になりました。
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- 受付のおにいさんとは、もう顔見知りです。
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- 「チビチビだジョー、診察してほしいジョ。」
- 「あれ?チビチビ君、今日はひとりなの?えらいねぇ。」
- 「たいしたことないジョ。」
- ほめられたのでチビチビは良い気分です。
しばらく待っているとチビチビの番がやってきました。
- 「チビチビさーん」
- 「ハイッだジョ。」
- 診察室には、いつものお医者さんがいました。
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- 「ありゃ、今日はお家の人といっしょじゃないの?」
- 「今日はひとりです、だジョ。」
- 「うーん、えらいなぁ。」
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- またまたほめられちゃったチビチビは
- とてもうれしくなりました。
- 「歯がまた伸びちゃったんだジョ。それと顔のキズのところがオデキなっちゃってるんだけど、気になってグシグシしてたら、腫れちゃったんだジョ」

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- 「どれどれ、う〜ん、これは良くない腫瘍だなあ」
- 「えええっガンだジョか?」
- 「人間でいうとそうなるね、ほら痼りが他にもあるでしょ。多分転位してるんだね。」
- 「手術とかするんだジョか?」
- 「チビチビ君はもう2才以上だったよね。ハムスターにとっては手術って、とても負担がかかるんだよ。かえって寿命を縮めてしまうかもしれない。だから高齢のハムスターの手術は遠慮してもらっているんだ。」
- 「.......。」
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- チビチビは、ショックで悲しくなりました。
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- 「すぐ死んじゃうだジョか?」
- 「そんなことはないよ、あたたかくして栄養のあるものを食べてれば、しばらくは大丈夫。」
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- 「じゃあ、栄養のあるものをたくさん食べるため歯の治療をして下さいだジョ。」
- 「チビチビ君、立派だぞ。じゃ、ちょっとだけガマンしてね。」
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- やっぱり歯を切ってもらうのは大変です。けっこう暴れちゃいました。
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- 「どうも、ありがとございましただジョ。」
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- 帰りみちでチビチビは考えました。
- 「2年前、家に来たのが昨日のようだジョ。」
←家に来た頃のチビチビ
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- いろいろあったジョ
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- 「いろんなことがあったけど、今まで、なかなか楽しかったジョ。今日は飼い主がいなくて良かったジョ。ウエットな性分の飼い主が知ったら、またヒンヒン泣き出しちゃうジョ。チビチビは、そーいうの苦手なんだジョ。このことは飼い主に内緒だジョ。これから、お迎えがくるまでは今まで通り、楽しく暮らしていきたいジョ」
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- チビチビはこの2年間でとても立派なハムスターに
- なっていたようです。
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- チビチビからのお願い
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- 飼い主に知れるのがイヤだから、この件に関する
- メールや書き込みは遠慮するジョ。
- みなさん、どうかよろしくだジョ。
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- ではまた来週!笑顔で会おうジョ
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