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- 飼い主は机に向かって、
- なにやらゴソゴソやっていたんだけど...。
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- 一時間ほど経過。
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- んー、
- そろそろ、いっさ坊を散歩に出してやらねば。
- おーい、ごんちゃん、そろそろ帰りなよー。
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- シーン
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- ありゃ、寝ちゃったか?
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- はっ!ハムスターウォールにカーテンの裾が
- 被っているではないか。
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- もしや!!
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- ああっ!いなぁーい!!!
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- ハムご休憩所の中で寝ているとばかり
- 思っていたのだが、中はもぬけのカラ。
- 周りを見回しても気配がまるでありません。
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- カーテンよじ登って、壁を越えたな。うーむ。
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- 壁を越えると物置状態の飼い主の部屋。
- ハムスターが潜り込んじゃうところが
- いっぱいで、とてもやっかいなのです。
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- まいったナー(シクシクシク)。
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- そのとき、カーテンが、そよそよと
- はためいていることに、飼い主は
- 気づきました。
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- ぎっくうううう!!!!
- まままま、ま、まさか!!!!!!!
- うわぁあああああ!!!!!!!!!!!!!!
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- サッシが開いていました。2cm弱。
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- ←飼い主の部屋から見た外の様子。
- 野原が延々と続いているのです。
- 何十mも。
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- め、目まいが....。
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- 慌てて外に飛び出る飼い主。
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- 「ごんちゃんやーい!」
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- 外は、蛇やら、ネコやら、でかい鳥やら、
- なんでもありの田舎なのです。
- 「もうダメだ....」
- 飼い主は泣いちゃおうかと思いました。
- でもガンバッて探しました。
- 「切腹しちゃおうか...」
- 飼い主はすでに危ない人になりかけています。
- でもかろうじて残る理性にすがって、
- ごんちゃんを探し続けました。
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- 一時間ほど経過して、さすがにあきらめかけた頃。
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- 「ごんちー、ごんちひぃぃー」←弱々しい
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- 飼い主の呼びかけに応えて、
- 草の陰から顔を出すごんちゃん。
- 「やっほー、かいぬちぃ、
- こんばんわですますー」
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- い、いたぁー!!!
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- 飼い主は、もう少しでオシッコちびっちゃうところでした。
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- 飼い主にとって、
- 一生忘れられない夏の夜となりました。
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- ←しょうこりもなく
- 外に出たがるごんちゃん
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- かんべんしてくれよぅ。
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