さよなら、ちゃーぼー
6月13日(金)昼、飼い主のケータイに、
メールが入った。
ここ数日ちゃーぼーの元気がなく気になっていた飼い主のもとに、せっちゃんからのメールが届いた。
仕事中の飼い主は気になってしかたありません。
いつも残業をしている飼い主ですが、
翌日土曜日が出勤ということもあり、
(早く帰ってやんなよ、という同僚の言葉もあって_Thanks!
その日は定時で早々に帰宅したのでした。
ちゃーぼーは、とても具合が悪そうでした。
姿勢を保つのさえ難しいほど衰弱し、浅い呼吸をくりかえすちゃーぼー。
顔をガクリとたれ、たまに這いずるように姿勢をかえています。食欲もないようで、エサも昨日から全然減っていませんでした。
先週までは元気だったのに...
先日小屋を掃除した時、ワラに潜るのが好きなちゃーぼの為に、いつもの倍ほどもワラを入れてあげました。
「世界一、いっぱいワラを入れてやるゾー」
しかし、少しもワラは乱れていません。
その夜の出来事
普段から夜更かしの飼い主ですが、
今夜はずっとちゃーぼーのそばに
ついていてあげようと思いました 。
不思議なことに、飼い主が起きていると、
必ず「出してくれ」と騒ぎまくる
ごんちゃんちゃんと、いっさ坊が
その日に限っておとなしくジッとしています。
やがて、ちゃーぼーの目が半分ほど開き、飼い主が
傍らにいるのに気づくと、ヨロヨロと金網のほうに
這い寄ってきました 。そして、金網をつかんで、
上半身だけ起こして
「飼い主....出して....。」
と小さな声で言いました。
ちゃーぼーは、薄目を開けて飼い主をじっと見つめています。
「わかったよ、ちゃーぼー」
ケージの中に手を入れると、いつもはジャンプして
飛び乗ってくるのに、今夜は長い時間をかけてゆっくりと
手に乗ってきます。
 
そうっと降ろしてやると、ちゃーぼーはノロノロと
部屋の散歩を始めました。
「あまり無理するなよ、ちゃーぼー」
飼い主は心配でなりません。
「うん、でも体が動くうちにね...。」
ちゃーぼーは、ゆっくり、ゆっくり体をひきずるように
お散歩しています。
ちゃーぼーは、売り場でいじめられていた
ひ弱なハムスターでした。
でも、ウチで飼っているハムの中
では一番の元気者でした。
イタズラが大好きで、よく高いところに
登って怒られていました。
つかれてしまったのか、ちゃーぼーは
飼い主の傍らで動かなくなってしまいました。
「もうお散歩はお終いだね、ちゃーぼー」
飼い主はそっとケージに戻してあげました。
すると、
「まだ、まだ、出して...」
必死に金網によじ登ろうとするのです。
飼い主はまた、ちゃーぼーをケージから出してあげました。
「ありがと、飼い主」
ちゃーぼーは、ゆっくり、ゆっくり部屋を一周すると、
飼い主のよこにうずくまりました。
そっと手を差し出すと、ちゃーぼーは飼い主の手の上に
よじ登ってきます。
「飼い主、世界一いっぱいのワラ、ありがとね」
翌日の晩、仕事から帰宅した飼い主の見守る中、
ちゃーぼーは天使になりました。
抱えきれないほどの

楽しい思い出を

ありがとう、

ちゃーぼー。